「花信風(かしんふう)」とは、花の咲くのを知らせる風で、初春から初夏にかけて吹く風のことです。
吹いて来た春風に花の香りを感じ、開花の季節が来たことに気づきそう呼んだのだそうです。
生命の源泉である燃ゆる太陽を象徴する黄金色の花々が、咲き始めるのが日本の春です。
「花信風」という言葉は、季節の変わり目を感じさせる美しい言葉として、和歌や俳句などの日本の詩歌にも多く用いられています。
「信」とは、中国語では「便り」や「手紙」を意味するそうです。
「花信風」という文字を見ると「花が咲くのを信じる風」とも読めます。
厳しい冬を乗り越えれば春には必ずきれいな花が咲きます。
読んでくださる方の開花に繋がるお便りになれたら幸いです。