東京・日本橋のオフィス街に佇む「そばよし 日本橋本店」。
ここは、単なる立ち食いそば屋ではありません。
創業100年を超える鰹節問屋「中弥商店」が営む、出汁のプロが作る本物の味を楽しめる名店です。
看板メニューである「そば」は、削りたての鰹節を贅沢に使った無化調のつゆが香り高く、多くのファンを魅了しています。
そして、もう一つの名物が、そば屋のイメージを覆す昔懐かしい素朴な「カレー」。
この記事では、東京の食通たちを唸らせる「そばよし 日本橋本店」の、絶品のそばとカレー、それぞれの魅力の秘密に迫ります。
鰹節問屋の魂が宿る、東京が誇る一杯の「そば」
「そばよし 日本橋本店」のそばを唯一無二の存在にしているのは、その魂とも言える「つゆ」です。
母体である鰹節問屋「中弥商店」が厳選し、削りたての本枯節や宗田節など、数種類の削り節を惜しげもなく使用。
化学調味料を一切使わず、素材の力だけで引き出された出汁は、まず香りが違います。
まず目を引くのは、深みのある醤油色のつゆ。
本鰹節、鯖節、宗田節を贅沢に使って引いた出汁は、化学調味料は一切不使用、芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
小豆島産の特選醤油で仕立てたかえしが、見た目に反して円熟した甘みとまろやかさを与え、全体を上品な味わいにまとめ上げています。
一方の麺も、打ちたて・茹でてたにこだわった自家製の細打ち麺。
その日に打った麺を使っているそう。
そして、茹で置きではなく、ちゃんと注文を受けてから茹でています。
しなやかで優しい食感の中に、ほのかな風味を感じさせ、主役級のつゆと見事に調和しています。
立ち食いの域を遥かに超え、素材一つひとつの良さが体にじんわりと伝わってくるような、格別な一杯です。
さらに、おそばのお伴として半ライス(百円)を頼むと、鰹節削りの際にできる「粉かつお」が入ったボトルがついてきます。
これを適量ごはんにかけ、醤油を垂らすと「おかかごはん」の完成です。
これは社長が子供の時に食べていたソウルフードで、「そばよし」のもう一つの目玉商品です。
東京・日本橋というビジネスの中心地で、これほど本格的なそばを驚くほどの低価格で提供できるのは、問屋直営だからこそ。
本物の味を手軽に、そしてスピーディーに味わえる、まさに東京を代表する立ち食いそばの名店です。
もう一つの名物「カレーライス」
ここのそばと並ぶもう一つの名物が、昔ながらの見た目がどこか懐かしい「カレーライス」です。
ルーの色は、多くの人が家庭や昔ながらの食堂で慣れ親しんだ、親しみやすい黄色です。
このカレーの最大の特徴は、やはり鰹節問屋直営ならではの上質な鰹だしがベースになっている点です。
そば屋の命である「かえし」と和風出汁を贅沢に使った深いコクと旨味にあります。
一見すると素朴なカレーですが、口に入れると、まず和風だしの優しい香りとコクが広がる、非常にマイルドな味わいです。
豚肉や玉ねぎといった具材は、形がなくなるまでじっくりと煮込まれ、ルーに豊かな風味を溶け込ませています。
だしの旨味を活かした「ほっとする味」が特徴で、また、ほどよいとろみがあり、ご飯によく絡みます。
お子様からご年配の方まで、誰もが安心して食べられる、だしの文化を大切にするそば屋ならではの優しさがあります。
まとめ
東京・日本橋に輝く「そばよし 日本橋本店」は、鰹節問屋が本気で作り上げた「そば」が絶品の名店です。
しかし、その魅力は「そば」だけに留まりません。
そばつゆの探求から生まれた、どこか懐かしい慣れ親しんだ「カレーライス」もまた、多くの食通を魅了するもう一つの看板メニューなのです。
香り高い出汁が自慢の温かい「そば」を食べ、次に「ほっとする味のカレー」を頬張る。
この最高の組み合わせを求めて、今日も多くの人が足を運びます。
日本橋を訪れたなら、この店でしか味わえない究極の「そば」と「カレー」のハーモニーを体験しない手はありません。
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